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INTERVIEW

インタビュー

畠中 雄司 さん

介護福祉学科

1年

生活に困っている方や高齢者の方の暮らしをお手伝いする「人のためになる仕事」に就きたいと思っていました。

この分野・学校を選んだ理由を教えてください

附属の東大阪大学柏原高等学校に通っている頃から、生活に困っている方や高齢者の方の暮らしをお手伝いする「人のためになる仕事」に就きたいと思っていました。柔道部の仲が良かった先輩が病院の介護職に就き、食事に誘っていただいたときに介護の仕事内容や大変さ、接し方だったりを楽しそうに話す姿を見て「あ、僕も介護をやってみたい」と思い、進路を決めました。最初は、高校卒業後に介護職への就職を考えていましたが、高校で進路研究という授業があり、そのときにいただいた本学のパンフレットを見て、東大阪大学短期大学部に介護福祉学科があることを知りました。介護の勉強ができて資格も取得できるので選びました。

利用者とのコミュニケーションの取り方や介護に関する法律、身体、人間の尊厳に関することについて学んでいます。

学校で学んでいることを教えてください

授業では、利用者とのコミュニケーションの取り方や介護に関する法律、身体、人間の尊厳に関することについて学んでいます。「コミュニケーション技術」という授業では、コミュニケーションの取り方から、うなずく技法などのコミュニケーションの種類まで、幅広く学んでいます。家族と話すときに学んだことを取り入れたところ、前より話しやすくなるなどの成果を実感しています。次に、「心と身体」の授業では、病気や薬についての医療的な知識、介助に関わる身体の動かし方の知識や技術などを学んでいます。介護に関する法律の授業では、戦後から現在の介護までの成り立ちや、介護を行うにあたって知っておくべき法律を学びます。「人間の尊厳と理解」という授業では、昔の介護現場と現代の介護現場の違いを学ぶことができます。現代では虐待に近いような対応を行っていた事実を知って驚きましたが、過去を知ることで、これから僕たちはどうすれば良いかを考えるきっかけになりました。現在では、認知症の方をはじめ、利用者が施設に入っても普通の生活ができるように、介助者(介護士)が支えるという考え方が一般的になりました。僕も介護士になって、少しでも利用者に寄り添っていけるような支援ができたらと思っています。

留学生との会話はすごく面白く、今まで知らなかった国の文化や習慣などを知ることができて毎日楽しいです。

この学校の「お気に入り」と、その理由を教えてください

いろいろな国から留学生が入学していて、多様な文化に触れられるところが気に入っています。入学前に留学生が多いと知って、最初は「大丈夫かな」と不安になりましたが、実際に留学生と話をしてみたらすごく面白いし、今まで知らなかった国の文化や習慣などを知ることができて、毎日すごく楽しいです。高校からの同級生もいるので、交流の幅が広がったことがとても良かったです。僕は10歳くらい年上のフィリピンからの留学生と仲が良く、フィリピンの文化や習慣などをいろいろと教えてもらっています。気温に対する感覚が違うこともおもしろいと思いました。夏場で僕が暑くても、彼は平気な様子なので、その違いに驚きを感じます。そして、今はコロナ禍で難しいですが、テスト前の休日に留学生の友達4~5人と難波や天王寺のカフェなどに集まって勉強会を行っていました。一緒に勉強をしながら分からないところを教えあうことで友達と仲も良くなり、楽しく勉強をすることができています。

コミュニケーション技法など、最初は分からなかったことが分かるようになったときに成長を実感しています。

学校生活を通して成長を実感したことを教えてください

日を追うごとに知識がつき、最初は分からなかったことが分かるようになったときに成長を実感しています。8つほどに分けられたコミュニケーションに関する技法があるのですが、それらを覚え、身に付けていくことがとても大変です。とくに、相手の表情・言葉・行動などを読み取り、そこから相手の気持ちを感じ取って接しなければいけない、ということに難しさを感じます。1年を通して知識がつき、いろいろな人を見るようになって、最近では少しずつ分かるようになってきたと実感しています。例えば、クラスメイトの表情や顔色を見て、今日は体調が悪いのかな、などと感じ取れるようになってきました。これは、どれだけ勉強しても、すべてが分かるわけではないですが、もっと上達できるように人よりも多くコミュニケーションをとって、積極的にいろいろな人に話しかけて努力をしていきたいと思っています。

国家試験の「介護福祉士」に合格し、現場で経験を積んで、少しでも質の良い支援が提供できるようになりたい。

これから叶えたい夢・目標を教えてください

まず、国家試験である「介護福祉士」に合格することです。授業では、国家試験に合格するための知識や技能を教えてもらいます。出題範囲である身体に関することや病気に関すること、利用者の尊厳についても学んでいます。資格を取得してプロの介護士として活躍できるようになりたいと思っています。そして、今後は介護の現場で経験を積んで、少しでも質の良い支援が提供できるようになりたいと思っています。そのために「コミュニケーション」が大切だと思っています。相手の気持ちを少しでも多く理解し、それをふまえて支援していくことで、利用者の方に寄り添った介護が提供できるようになると思います。授業では「利用者の方から話かけてもらうことが大事だよ」「話していただくようにコミュニケーションをとるんだよ」と教えてもらいました。利用者の方から信頼され、気軽に話していただけて、関係性を築ける介護士を目指していきたいと思います。

介護の勉強ができる環境を整えてくれて「ありがとう」という感謝の気持ちでいっぱいです。

保護者の方に相談したときのご感想を教えて下さい

最初は大学に進学することを反対されると思ったのですが、「自分のしたいようにしなさい」と言って、介護の勉強をすることを後押ししてくれました。反対されると思って進学の話をしたので、賛成してくれたときは驚きましたし、とても嬉しかったです。今まで「ここに行ってこれを学びたい」と言ったことがなかったので、最初は驚いた様子でしたが、「介護の勉強がしたい」という想いが伝わったのだと思いますし、はじめて自分から気持ちを伝えたので、両親も嬉しかったのではないかと思います。大学進学を賛成してくれた両親のためにも、一生懸命勉強に励んで、がんばって卒業しないといけないと強く感じましたし、介護の勉強ができる環境を整えてくれて「ありがとう」という感謝の気持ちでいっぱいです。来年の就職に向けてがんばっていきたいと思います。

オープンキャンパスに参加し、一番自分に合っていると感じたら、家族や先生とも相談してみることが大切だと思います。

学校選びに迷っている高校生等にアドバイスをお願いします

気になった学校のオープンキャンパスに多く参加することが良いと思います。僕は介護の仕事がやりたいと思っていたので、5つの大学や専門学校のオープンキャンパスに参加して、先生や先輩の雰囲気、設備が整っているか、通いやすいか、などの観点から東大阪大学短期大学部を選びました。まだ入学前なのに就職のことをアドバイスしてくれたり、分からないところを親身に教えてくれたりと、先生と生徒の距離が近いことから「あ、この学校しかないな」と感じました。いろいろな学校に行って先生や先輩から話を聞いて、体験して、一番自分に合っていると感じたら、学校に進学するかどうかを家族や先生とも相談してみることが大切だと思います。

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