増田 航大 さん
こども学科
1年
私が東大阪大学を選んだ理由は2つあります。1つ目は、子どもと関わることが好きで、子どもについての勉強をしたかったからです。高校2年生の時に「赤ちゃん先生」と言う授業があり、僕たちが赤ちゃんに何かを教えるのではなく、「赤ちゃんから何かを学び取ろう」という内容でした。外部からお子さんを連れてきていただいて授業をしていたのですが、毎回とても楽しかったことを覚えています。自分が何かをすると子どもが笑ってくれたり、楽しんでもらえたりと反応が返ってくることに楽しさを感じていました。この時の経験がきっかけで「(将来)子どもについて勉強をしたいな」と思い、この分野に進みました。2つ目は、オープンキャンパスに参加したときに先生も先輩も雰囲気が良くて、自分に合いそうだと感じたからです。地元が静岡県で、いろいろな大学を見て回ったのですが、決め手に欠けるものでした。あるとき、高校の先生から教えてもらった東大阪大学について調べると、「こども研究センター」という子どもを預かる施設があることを知りました。他の大学を見たときに、そういう施設がなかったので、「ここだったら、子どもと接する機会も増えるんじゃないかな?しかも附属幼稚園もあるし」と感じて興味がでました。実際にオープンキャンパスに参加してみて、先生方も先輩方もすごい優しくて、「この学校だったら僕にあうかも」と思ったことがきっかけでした。
私は、こども学科で子どもに関わるときに必要な知識や技術を勉強しています。1年生では、子どもの発達などの勉強をしました。その中に「こどもと造形」という授業が前期にありました。そこでは、まず最初に先生が作り方を説明した後に「子どもたちは、こういうことをしてあげると楽しいと感じてくれます」「これは子どものこういう発達が促されます」と、子どもにとってどのような効果があるのかを丁寧に教えてくれます。それから自分たちで、絵具を塗る、なぞってぼやかす、ということを子どもの立場で実際にやってみるのですが、これがすごい楽しく感じました。「こういう遊び方があるんだ」「こういう塗り方があるんだ」「こういう作り方があるんだ」などの気づきが「それがあったのか!」という新鮮な驚きにつながり、とても印象に残りました。また、サークルはバレーボールサークルに入っていますが、コロナ渦ということもあり、あまりサークル活動に参加することはできませんでした。コロナ後に活動が再開できることを楽しみにしています。
私のお気に入りは食堂です。「からマヨ丼」というメニューがあり、たくさんのご飯の上に、名前のとおり唐揚げとマヨネーズが乗った丼ぶりです。学生に嬉しいお手頃価格ということもあり、好きで食べています。食堂で働くスタッフさんも食器を返しにいったら「ありがとう!」と、忙しい中でも声を掛けてくれて、とても愛想が良く、居心地が良いです。あと、友達がたくさんできました。静岡から来たということで、最初は一人ですごい不安だったのですが、みんな優しくて、何もわからない僕にいろいろなことを教えてくれました。周辺のことだったり、一緒に遊びに誘ってもらったり。大学の友達というのは、本当に居心地が良いと思います。
私が一番成長を実感したことはピアノです。入学した当初はピアノに触ったこともなく、ドレミの位置すら分かりませんでした。小学生のときのリコーダーぐらいしか楽器を触ったことがないのに、周りには「なんで弾けるの?」と思うぐらいに弾ける人もいました。そのため最初は不安でした。週に2~3回は授業のない空き時間にピアノの練習部屋へ行って自主的に練習を続け、ピアノのテストで課題曲が弾けたときに「あぁ良かった、弾けた!」という強い達成感がありました。この経験から、大学で1年間ピアノを練習したおかげで、かんたんな曲であれば弾くことができるようになりました。
子どもに関係する仕事に就きたいと思っています。まだ、自分の中で明確に「何になりたいか」が決まっていないので、それを見つけることが大学生活の目標です。保育士や幼稚園教諭のように、子どもに直接的に関わる仕事も良いのですが、おもちゃ関連や絵本に関する仕事、子どもの発育段階に合わせた教材を提供する仕事など、間接的に関わる仕事もあるのではないかと考えています。どのような仕事があるのか、自分自身が納得できるまで、それを調べていきたいと思います。
オープンキャンパスに参加し、親に報告をしたところ、反応は良かったと思います。「学力のレベルやオープンキャンパスでの雰囲気が僕にあっているから東大阪大学がいいと思う」と言うと、親は「自分がいいと思ったのなら、自分で選んで行きなさい」と言って、大学で学ぶことを賛成してくれました。自分が居づらい環境だと、大学に入っても絶対に勉強できないと思っていたので、オープンキャンパスに参加したときに、「ここ(東大阪大学)だったらいけるかも!」というフィーリング(感覚)がありました。学校を選ぶのに「実際に行ったときの感覚」をすごい重視していたと思います。他の大学だと「オープンキャンパスだけ良くしているのかな・・・?」という感覚があったのですが、ここにはそれがありませんでした。先輩たちもみんな優しいし、先生も分からないことを丁寧に教えてくれるし、今もストレスなく学べていると思います。
東大阪大学が「自分に合うか不安だ」と思っている皆さんには、オープンキャンパスに参加することをおすすめします。実際に大学に来ることで東大阪大学の雰囲気や魅力が分かると思います。僕のように、最初はピアノができなくても、大学に入ってから学んで、練習を重ねればできるようになるので、技能面での不安は心配しなくても大丈夫です。自分の気持ちや感覚を大事にして、学校を選んでもらったら良いのではないかと思います!